SONYの本気~レンズスタイルカメラ「QX1」~
こんにちは。最近物欲が止まらないたろ~です。
前の記事でレンズスタイルカメラのQX10を紹介させて頂きましたが、先日、アキバの電気屋でQXシリーズの最新モデルを発見。展示品を触っているうちに体の内からムラムラと湧き出る興奮が抑えきれず、気がついたら右手を天に突き上げて店員を呼んでいました。
今年初の衝動買いという愚を犯してしまったことに反省しつつ、購入後すぐに昼食を取りながら開封。
心揺さぶる最新モデル。その名も「ILCE-QX1」
QX10が1/2.3型のセンサーに対してこのQX1のセンサーサイズはなんと「APS-C」
そう、レンズのような見た目ですが、交換用のEマウントレンズに対応した立派なミラーレス一眼なのです。まさかレンズスタイルでAPS-Cを出してくるなんて…ヤバイぜSONY。
でもなんで名前一桁下がっちゃったんでしょうか。αシリーズが4桁だから「QX1000」とかかと思ったんだけどなぁ。
…そんなわけで開封後すぐに浅草からスカイツリーのふもとまでを散策。試し撮りしてきました。
流石APS-Cって感じ。この雰囲気はコンデジでは表現できませんね。レンズスタイル最大の利点はローアングルやハイアングルからの撮影が簡単にできるということですが、今回の撮影も結構下から撮ってみたものが多かったです。普段見慣れないアングルっていうのは中々新鮮ですね。
…とりあえず一週間使って分かった良いところと悪いところをまとめます。
良い点
・microUSBで直接本体に充電できる
この機種に限ったことではないのですが、SONYのコンデジやミラーレスはmicroUSB経由で本体に直接充電ができます。他社のカメラだとバッテリーパックを本体から取り出して専用の充電器で充電する必要がありますが、これだと出先で荷物ががさばるしいいことなんてありません。スマホを充電する感覚でカメラも充電できると楽ですし何より荷物がコンパクトですみます。
もちろんモバイルバッテリーから充電もできます。
・簡易バウンスができる
下の写真のようにフラッシュ部分を指で抑えると簡易ではありますがバウンス撮影をすることができます。QX1のフラッシュのガイドナンバーは4ですが、室内で簡単な撮影をする分には十分な光量です。手が大きくないと片手ではちょっと持ちづらいかもしれませんが、いざというときに役に立ちます。
・レンズケースにピッタリ収まる
どんなケースがぴったりなのかな~とケースコーナーで迷っていたら、スタッフのお姉ちゃんがオススメのケースを教えてくれました。
ELECOM ZEROSHOCK 一眼レンズケース Mサイズ(参考収納寸法:直径80mm×長さ140mm) ブラック ZSB-DSL001BK
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これがまたちょうどいいんです。このQX1のために作られたケースなんじゃないかと思うくらいぴったり。内装も赤でカッコいい。ありがとうお姉ちゃん。ちなみに職場で弁当箱と間違えられました。
あと付属のストラップが本体に綺麗に巻きつけられるようになってて、ケースにしまうときにがさばらないのです。
こういうところに設計者の心意気を感じます。
悪い点
・microSDが時々認識されない
保存媒体としてmicroSDが入るのですが、なんか認識したりしなかったりと結構気分屋。最初カード側に問題があるのかと思い3枚ほど試してみたのですが全てのカードに似たような症状がありました。ツンデレめ。主に電源を入れなおしたときに発生する感じで撮影中急にブッチするってことはなかったです。マーフィーの法則からするとベストショット撮れたときに限って認識されてないパターンですね。おのれSONY。
・ホットシューがない
まぁあったらよかったな~ってぐらいの気持ちです。拡張でどんどん強くなってくってのはロマンがありますよね。ガンダム的な意味で。後継機はフラッシュが撤廃されて代わりにホットシューが装備されそうな予感がします。
・マニュアルモードで撮影ができない
これが一番ショックでした。カメラが問題というよりもPlayMemoriesの問題です。APS-Cという立派なセンサーを載せてるにもかかわらずマニュアル撮影ができないとは…このかゆいところに手が届かない感じ。確かにタッチパネルでマニュアル撮影って操作面で無理がありますけど、無いよりはあったほうが良いと思うのです。仕方なく筆者はいつも絞り優先で撮影しています。
まとめ
コンパクトな本体、そして肝心な画質にははなまるをあげたいのですが、撮影までのインターバル、ソフトウェアの未熟さを勘定に入れるとどうしても一般的な一眼レフカメラには敵いません。まぁそもそもの設計思想が違うので当たり前って言えば当たり前なんですケド。ディスプレイ無くして機能とボディーを削ったαシリーズって感じで捉えています。
ただEマウントのレンズが使えるという点は本当に素晴らしいことです。撒き餌レンズから始まって沼にどっぷり沈んでいきそうな気が…(ていうかαも欲しくなってきたぞ)